『きみの行く道』の紹介です。
絵本ですが、子どもより大人の方が響くかもしれません。新しい環境で生活する人や、何かを始めようとしてる人にピッタリの本です。
- 新生活を始める人
- 新しいことに挑戦しようとしてる
- 何かしたいけど背中を押してほしい
- 新しい場所で上手く行く自信がない(上手く行ってない)
『きみの行く道』の概要
絵本なんだけど、ちょっと自己啓発っぽい感じもあります。
すごくざっくり言うと、新しい道を踏み出して、その先にいろいろあって、でも君はできる!という内容になってます。
主人公らしき、子どもか大人か年齢不詳な人物があちこち旅するんですけど、セリフはなく、作者から【きみ】(読者?)へのメッセージとともに場面が進みます。
私が気に入ってる所だけ引用して軽く紹介します。
外の世界へ出よう
おめでとう。
今日という日は、きみのためにある。
外の世界にむかって
きみは、いま、出ていこうとしてるんです。『きみの行く道』P1より
最初のメッセージです。
早速、背中押されそうになります。
押すなよ?絶対押すなよ?なんて言ってる場合じゃありません。押されて、前へ進め!
外に出たら出たで、いろいろあるけどね
希望に満ちて出発しても、うまくいかないこともある。
というか、むしろ人生は上手く行くことの方が少ないと思ってた方が良いのかもしれません。
それからさらに、きみがおちいるのは
がたがたのスランプです。スランプにおちいるっていうのは
ちっとも楽しいもんじゃない。
『きみの行く道』P18〜19より
スランプから抜け出そうとして、たどりついた場所はとんでもない場所でした。
それはみんなが、ただ何かを「待ってる」だけ「いるだけ」の場所。
そこに留まってはいけません。
歩きつづけること
きみは、歩きつづける。
そう、きみは、どんどん歩きつづける。
顔をあげて、まっ正面から、自分の問題にひるまず、きみは、ぶつかっていく。『きみの行く道』P39より
うまく行かない方が多いかもだし、迷う事も多いけど、それでも自分の道を進みましょうと後押ししてくれます。
『きみの行く道』の感想

個人的にはペンで描いた感じや、色使いがすごく好きです。
小さい子どもさんには少し難しいかもしれません。小学校高学年とか、これから中学校や高校に進学する人、新社会人のプレゼントに良いと思います。
私も会社辞めてフリーランスになろうとしてる時に、先輩に勧められて買ったのです。そこまで言うならプレゼントしてよと当時は思いましたけど(笑)
とりあえず進んでいく中でいろいろ起こるけど、自分自身も変わっていくんだから悩むことはない、気にせず行きなさいってメッセージもありまして、それも好きです。(結局全部好きなんじゃないか…)
新しい環境に進む前は、期待と不安が両方あると思います。そんな時にぜひ読んでほしい。
読んだ後には頑張ろうと思える、勇気と希望をもらえる絵本です。
