「ボローニャ国際絵本原画展」を見に行って来たので、軽く感想と図録のことなど書いてます。
絵本が好きな人やイラストレーションなどの絵を描いてる人にはオススメです。もちろん、応募しようと思ってる人は視察に行くのも良いと思います。
「ボローニャ国際絵本原画展」は新人作家の登竜門
「ボローニャ国際絵本原画展」は、児童書のためのイラストレーションのコンクールです。出版・未出版に関わらず審査の対象とされるため、新人作家の登竜門としても知られています。本展では、2019年のコンクールで入選した作品を一挙公開。
引用:板橋区立美術館
この絵本原画展に入選することは、世界のイラストレーターたちにとって名誉なことのようです。
27カ国76名のイラストレーターによる、絵本の原画が展示されています。
日本からは10名入選してるらしいです。76名のうち10名とは中々すごいですね。
絵本原画展の感想:楽しみ方いろいろ
展示室内はすべて撮影禁止です。
画材、技法などが自由で幅広い
イラストレーターの名前と共に、使用画材や技法もキャプションとして書いてあります。
この絵いいなぁ、何で描いてるんだろうと思って見ると、「オイルパステル、色鉛筆、アクリル、へぇ色々使ってるんだなぁ」なんてことが分かります。
鉛筆だけで描いてたり、版画、フォトショップで作ったもの、刺繍の作品など様々で面白かったです。
個人的には版画を少しやってるので、版画作品があったのが嬉しい。
でも、「デジタルメディア」となってる人が多い印象です。アナログと組み合わせたりとかも。
実物の絵本も展示あり
板橋区立美術館の場合は、展示フロアに実物の絵本もありました(一部の作品のみ)。
私が気に入った作品の絵本は残念ながらありませんでしたが、これさっきの人の絵本かと思って見ると、感慨深いものがあります。
多分、これは他の会場でもありそうですね。
勝手に審査員気分になる
旦那と2人で見に行ったのですが、お互いに好きな絵を言い合ったりしてました。
「これは色がキレイで好き」、「怖いから苦手」、「絵はそうでもないけど雰囲気がおもしろい」など。
作家の人に聞かれたら怒られそうだけど。
ちなみに、私はフィンランドのマリカ・マイヤラさんの「ルースの旅」と、たなか やすひろさんの「花は咲いている」がお気に入りでした。
たなかさんのは何回も見たりして。絵はゆるいけどストーリーが好きで、雰囲気というか世界観が良いなと思いました。
たなかさんのウェブサイト検索したけどなさそうでした。
「日産 童話と絵本のグランプリ」というのでも大賞を受賞した方のようです。
日産|社会貢献の取り組み|活動レポート|大賞受賞者インタビュー<絵本の部> たなか やすひろ さん
この絵本コンテストも、ちょっとチェックしとこうかな。
ボローニャ国際絵本原画展 図録
図録は欲しいと思ってたので買いました。税込み2,500円(2019.8現在)。
▼図録のカバー外した状態です。
青の色がキレイで、幻想的な感じの絵で良いですね。
イラストレーターによって全部載ってたり、見開きで大きく1枚だけだったりするようです。
中身載せたいけど、怒られそうなので止めます。(見本あるので買う前に確認可能)
絵本原画展の作品以外にも「審査員の視点」として「入選する条件にはどんなものがありますか」というインタビューが5名分載ってまして、それを読むのも参考になりそうです。
先程名前あげた人以外にも気になる作品がたくさんあるので、図録は買ってよかったなと思います。
通販でも図録買えそう
会場遠いけど、図録が欲しい人は、去年までのが通信販売でも買えそうです。
2019年のも終わったら発売するかもしれませんね。
図録販売|西宮市大谷記念美術館
兵庫、石川、群馬に巡回予定
東京のあと、兵庫、石川、群馬県に巡回するようです。
お近くの方はぜひ行ってみてくださいね。
ボローニャ国際絵本原画展への応募方法は?
もう2019は終わったので、「ボローニャ国際絵本原画展 応募方法 2020」で検索したのですが、出ませんでした。
とりあえず、2019年度のを貼っておきます。
年齢制限はないんだったら、私もいつか応募してみたいなぁ。まだまだ先の話ですけどね。
私は絵本が好きなので、以前から行きたいと思ってたのですが、気づいたら終わってた!
ということが何度もあり行けずにいたので、今年こそはと思ってました。
そういう今年も、最終日前日に気づいたので危なかった…。無事に見られて良かったです。
「みんなのミュシャ展」に行った感想もあります。