実店舗を持たず年2回、春と秋に受注会で全国を巡回する個人セミオーダーの傘のお店「イイダ傘店」。
布地からデザインして、一本ずつ手作りしているので、正直ちょっと高い。何年か前にほぼ日手帳とコラボしていて存在を知ったのですが、いつか私も傘が欲しいと憧れていました。
「いつか」「今度」と言ってばかりでは、いつまで経ってもその日はやって来ないだろうなと思って、せっかくだから展覧会だけでも行って見ることにしたのです。結局、傘も買っちゃいましたけど。
去年9月に注文した傘が3月に届きましたので追記しました。私が頼んだのは野いちごのブルーベリーです。
イイダ傘店15周年記念展覧会「翳す(かざす)」
私が行ったのは2020年9月8日〜13日の東京会場。平日の昼間に行ったので比較的空いてました。
いろんな展覧会に行ったことありますが、傘は初めて。お客さんはカップルの男性を除くと、ほぼ女性でした。ちなみに入場は無料で写真撮影もOK。
▼傘の柄の部分、色んな動物が可愛い。
こんなの持ってる人見たことない、持ちづらい気がするけど可愛いですね。
反対側の動物たち。凛々しい犬。これだけでもオブジェになりそう。
動物の主張が強いですね。傘に使われてるテキスタイル(布地)も一部展示されてました。
ミシンや糸が並んでるのも可愛いです。私は手芸とか全く得意じゃないけど、糸とかボタンとかが並んでる様子にすごく惹かれます。
2階にはイイダ傘店のちょっとしたグッズと、おしゃれな雑貨のお店もあります。私はこの段階では傘を注文しないつもりだったので、記念に傘の柄のハンカチを買いました。
イイダ傘店の受注会
傘の展示と受注会も同時にやってました。こっちの方が人が多かった気がする。
みんな傘を広げて「可愛い〜」とか言ってました。もちろん私も!雨傘と日傘があります。
▼布地のアイデアスケッチも公開されてて、こちらも見応えあり。
やはり自然や動物からのモチーフが多いんでしょうかね。
傘、注文することに決めた
▼傘をずっと見てるうちに、やっぱり欲しいなぁと思いました。そりゃそうですよね、目の前に美味しそうなケーキがあったら食べたくなるのと同じで、いつか欲しいなぁと思ってた傘がすぐ近くにあるんですから。
この段階でもう既に30分以上はいろんな傘を見てます。あさぎという日傘が最初に気になりました。色が爽やかだぁ!あとはこもれびというのも広げた感じがすごく可愛かったです。
欲しいけど、どうしようかなぁ、やはり傘に3万円以上もするのは高いかなぁ、なんて思ってました。
でも、私にはへそくりがある!!500円玉貯金を開封したのをまだ使ってないので、そのお金で買うことに決めました。
買ったのは違う傘
ずっと日傘を見てたくせに、結局買ったのは雨傘です。写真撮るの忘れた…。
野いちご(ブルーベリー)というものにしました。閉じてある時は地味でスルーだったけど、他の人が開いてるの見て、気になって鏡で傘をさした姿を見たらときめいた!!!
さっきからもう30分以上いろいろな傘を見てきて、どれも素敵だなぁって思ってたけど、その傘は一瞬でキュンとなりました笑。表がブルー系で中がピンクっぽくて、生地の感じも好きで。
店員さんに日傘と迷ってると相談したら、「雨傘の方が一年中使えますよね」なんて言われたりして、決定です。持ち手は柳の木の部品に変えてもらって、名前も入れてもらうことにして、住所を書いてお金払って注文完了。
イイダ傘店の傘はセミオーダーです。何でも自由に選ぶのではなく、ある程度決まった型から選びます。
- 気に入ったデザインの傘を選ぶ
- 持ち手の部分の木の種類を選ぶ
- 名入れするかどうか
※傘の種類によってボタンなども変えられるかもしれませんが、お店の方に相談してみてください。
イイダ傘店のグッズも買いました
写真の右下のが記念に買った傘柄のハンカチです。注文書の控え入の封筒とマスクケースも傘柄なので、こんなことなら違うハンカチにするべきだったと思いました。可愛いから良いけどね。
すぐ使いたいけど傘が届くのは半年も先(2021年3月)です。もしかしたら何頼んだっけ?ってなるかもしれませんが…。
半年後の自分へのプレゼントって思うと楽しみ。
私にしてはだいぶ高価な傘ですが、壊れたら修理もしてくれるみたいだし大切に使いたいです。電車に置き忘れたりしたら泣きますけどね…。その頃まだブログをやってたら、もちろん傘が届いた報告を書きます!
届いたので下に書きました。
イイダ傘店の野いちご(ブルーベリー)届きました
私が買った傘がこちら。
野いちごのブルーベリーというデザインです。3種類ぐらいあって他にラズベリー、グリーンベリーもあります。
可愛いけど、大人でも使いやすい少し落ち着いた見た目。
持ち手の部分は動物のやつとか気になったけど、持ちやすい普通のタイプにして、木の種類は柳にしてみました。タッセルのところに名前を入れることが可能です。
野いちごはジャガード織りで少し厚みのある生地なので、ちょっと高級感があります。
確か色落ちや汚れに強いと店員さんに言われた気がします。長く使いたいのでその言葉に惹かれたような。
大きさはカバンが濡れないように大きめの60センチにしてもらいました。もう少し小さいレギュラーサイズもあります。
内側が違う色
もう一つ、野いちごを選んだ理由があって、それは裏側が違う色ということ。
表はピンクがかったブルー系で、内側は青みのピンク色なんです。これが可愛いなぁと思いました。
傘を閉じないで置いといた状態。個人的なことだけど傘の写真撮るのって難しいなぁと思いました。
傘を留めるボタンの部分。ぱちんと留めるんじゃなくて引っ掛けるスタイル。
このボタン取れたらどうしようと少し心配。もし壊れたら修理もしてくれるみたいです。
イイダ傘店は年2回の受注会でセミオーダーする以外にも、その場で買える販売会もあります。いつでもすぐ買えるわけじゃないから中々手間がかかるけど、その分大切に使いたいです。
買う前は傘1本に3万円以上も出すなんてと思ったけど、憂鬱な梅雨の季節が楽しみになりました。ただ、傘をどこかに忘れてきたり盗まれたりしたら嫌なので、手放さない状況でしか使えないかもという悩みが…。