Netflixの海外ドラマ『3%』を見たらどハマリしたという話です。週末にシーズン1から3まで全部見たので、感想書いてます。
※ネタバレしまくってますので、見てない人は注意してください。
『3%』を見ようか迷ってる人向けではなく、既に見た人向けの内容です。
『3%』のあらすじ
近未来の世界という設定。「大陸」と呼ばれる地域で、貧しい暮らしを送る者たち。20歳になったら豊かな「島」で生活する権利を得るため、一生に一度だけ「プロセス」という試験を受けることができる。しかし、選ばれるのは3%の人間だけ。
シーズン1の感想:3%に残れるか
※ネタバレ注意してください。
軽いあらすじ、気になるキャラ、シーズンの感想という流れで書いてます。
主人公ミシェルは死んだ兄の復讐のため、プロセスを受けることにする。敵の相手はエゼキエル?
エゼキエル
プロセスのリーダーであるエゼキエルのことを、リーアム・ニーソンの何か足りない感じのおっさんて感じで見てました(笑)よく見たら全然似てないんだけど、雰囲気がなんとなく。ファンの方すみません。
水の中に顔入れるの好きだよね〜何回もやってた。この人が主役の過去の話はちょっと眠くなりましたね。あと、名前を聞くとWDのあの人を思い出してしまう。
マルコ
スラム街みたいな大陸では、珍しいエリート家系の息子。最初良い人だと思ったら4話の「門」で豹変してしまいました。本性を見るのも試験の目的なので、プロセスでは色々仕掛けてきますね。門は中々怖かったなぁ。私が密かに気になってたアガタが…。
シーズン1感想
シーズン1は、主人公ミシェルが兄の復讐のためにプロセスに参加してたこともあり、試験(プロセス)の話がメイン。
第1話の立方体の試験と、第2話の推理は結構好きな回でした。ミシェルを助けてくれたフェルナンド(車椅子の人)と、隣の候補者の立方体を盗んだラファエルの行為が対象的。ズルいなぁ〜と思うけど、あんな状態では良い人ではいられないのかも。
シーズン1の段階では、特に好きなキャラはいませんでした。ラストの島へ渡るための最後の条件について、あのズルっ子・ラファエルが拒絶していたのが意外でした。結局受け入れたけど。
フェルナンドがミシェルを思う気持ちが切ないなぁ。その彼女が島に反抗する組織「コーザ」のメンバーだとあっさりバレたのが意外だった。
シーズン2の感想:島と大陸
※ネタバレ注意してください。
シーズン2は、1年後になってて、プロセスの合格組と大陸側のメンバーの話があって、面白かったですね。登場キャラも増えました。「島」と「大陸」の対立がテーマでしょうか。島を作った「始祖」の話もあり、大陸がスラム化してる原因も判明。
ジョアナ
1の時は胡散臭い感じだったけど、2から急に主役級のキャラになった気がする。強い女性で、頼もしいというか安心して見てられる。コーザのメンバーとして島の計画(プロセス)を妨害しようと奮闘します。死んだかもと思ってたマルコを見た時の、びっくりした感じがちょっと可愛く見えた。
エリザ(新)
島の人間。ラファエルに恋人できたー!相性をチェックするやつで、恐ろしいほど低い数字出てたけど、元々お互いに気になってる感じでしたからね。医療関係の仕事で何かと役に立つキャラ。時々変な服着てるのと、男に振り回されがち。ジョアナとは対象的。
グロリア(新)
フェルナンドの妹みたいな存在の幼なじみ。島に行きたい思いが強くて、フェルナンドにプロセスの練習を頼む。フェルナンドとの間に誤解もあったりしたけど、基本的には良い子だと思う。シーズン3も大活躍(?)でしたね。
マルセラ
分かりやすい敵役、やり手で冷酷な面がありますね。島のリーダーだったエゼキエルも彼女にあっさり殺られてしまいました。そして、マルセラがマルコの母親とは!言われてみれば、人を見下すような感じがそっくりですね。
シーズン2の感想
2は全体的に満足度が高かったです。コーザの隠れ家で、ミシェルとラファエルのどっちが嘘をついてるか?探り出す4話が特に好きかも。気づいたらラファエルを支持してる自分がいました。コーザのリーダー、イヴァナも何かカッコいいと思っちゃいました。意志の強さ、プライドというか。
結局、エゼキエルは元コーザのメンバーって事実が分かったけど、何がしたかったのかイマイチ分かりませんでした。まさか死ぬとは。マルコの再登場は、すっかり忘れてたけど、ちょっと嬉しい。
兄と再会して、始祖の隠れ家に入るパスワードが「逆N」だと気づいたときの、ミシェルの笑顔が可愛かった。はじめて本当の笑顔を見せた気がする。
ミシェルのせいで命がけの作戦失敗した!!と見せかけておいて、ちゃっかりデータベースのバックアップをGETして、島の連中を脅して物資をもらう、キレ者ぶりを発揮。
彼女はコーザで鍛えられたとは言え、何でこんなに器用にあれこれ出来る子なんでしょうか!主人公なのに、彼女にどうも感情移入できないんですが、そういう所かもしれない。
シーズン3の感想:【3人】のリーダー
※ネタバレ注意してください。
3は、ミシェルが作った新しい世界「シェル」を中心に「島」「大陸」と3つの世界の話に広がりました。
砂嵐をきっかけに、物資がなくなり、住人の選抜という決断をすることに。島の妨害工作のせいで内部争いも起こります。
3人のリーダー
「島」のマルセラ、「シェル」のリーダーミシェル、選抜でシェルを出されたメンバーたちの代表となったグロリア。
グロリアが2と比べてかなり強くなり、自信に満ち溢れてました。砂嵐のときの妨害犯は誰だって時に疑ってゴメンね。
始祖の子がコーザの創設者
不妊ワクチンを打って、実力のある者だけが島に住めるルールにしたので、始祖の娘も大陸に行くことになりました。
20歳になって、プロセスを受けに来たけど、見事に落選。「私は始祖の子どもよ」と訴えたけど、例外は認められず。予想通りに島へ反乱するという流れ、コーザの初代リーダーとなるようですね。なぜかテンション上がりました。
主人公より応援したくなるキャラ
上の方でちょっと書いてますが、私の中ではミシェルよりもラファエルが主役です。
何でも淡々とこなす(ように見える)ミシェルと違って、ラファエルは結構ダメな所が多くて、放っておけないキャラ。
トースターで無線機作った時も、エリザにあっさり見られるし、3でも大事なときに骨折しちゃうし(笑)そのおかげで解決してるんだけどね。砂嵐のときの妨害工作も、マルセラに利用されてしまいましたね…。
シーズン1ではズルしたキャラでしたが、段々良いヤツになっていた気がします。
そして、弟の優秀さ!
マルコがまた激変
マルコのキャラがまたまた変わりました。シーズン2では荒くれ集団のリーダーになって、闇落ちしてたのに。鏡の部屋で自分の姿を見てハッとしたんでしょうか。
3では息子を守ろうとする、優しくて強い父親の顔が見られました。息子のマウリシオ君も可愛すぎ。悪い所を見せてからの良い人キャラはズルいぞ!
親子関係の確執が目立つ
『3%』では親と子の関係が上手く行ってないのが目立ちます。
フェルナンドは父に通報されちゃうし、グロリアもずっと母親にクズと言われてたし、ラファエルもそうだし、マルコとマルセラ親子もだし。あとは、始祖と娘かな。
親子じゃないけど、ミシェルも兄がアレですからね。
シーズン3の感想
2の終わりで「(シェルの)始祖になって」と言われてたフェルナンドが、死んでたという設定がちょっと雑だなと思いました。主要キャラなのに回想シーンの描き方で残念。
エリザの元彼も出てきて、最終的に自殺するというショッキングな展開。ミシェルが刺された時も、ラファエルが骨折した時もエリザは大活躍!医者役は貴重。耳の後ろのチップ、そんな簡単に外せるのって疑問でした。自分でやるの痛そう…。
グロリアに乗っ取られて、裁判までされたのに、最後は「ごめん」と一言だけで、元に戻ってました。ミシェルは寛大ですね!私だったらごめんじゃねぇよとか言いながら頭突きとかしちゃうかも(笑)
まあ、マルセラの策略だったので、彼女は悪くないって言う判断ですね。
それにしても、ミシェル兄は記憶が戻ってからウザいですね〜
最後の方で、何でミシェルは撃たないのとか思ったけど、あんなになっても「お兄ちゃん」だもんね。シーズン4では島のリーダー的存在として、攻撃してくるのかな。議会の一番偉そうなおばちゃんを引退させようとしてましたね!
『3%』もっと早く見ればよかった
何となく、試験受ける=島に行って豊かな生活を送るとなると、妬みの感情が芽生えそうな気がするんだけど、大陸の住人たちがお祭りみたいに踊ったりして、明るく送り出すのが印象的でした。
つまり、それだけ「島」を信じ切ってるというか、洗脳されてることを意味するんでしょうけど。
シーズン1〜3まで全体を通して、裏切ったり、裏切られたり、裏切ると思ったら違ったりと展開が読めないことが多く、面白かったです。登場人物の見た目に華がないというか、地味っぽい人が多いのが少し残念(失礼)
なぜか今まで『The100/ハンドレッド』と勘違いしてスルーしてたんですよね〜。
今回たまたま週末ヒマすぎて、試しに見たんですけど当たりでした。
スルーしてたおかげで、一気に見れたから良かったかも。
ラファエル推しの私ですが、2と3ではジョアナが主役級の活躍をしてましたね。あなたの推しキャラは誰でしょうか?マルコの人気も急上昇したんじゃないだろうか。シーズン4は未定っぽいけど、できれば続きが見たいです。